シュレック
Shrek The Musical

トニー賞では主演の二人はちょっと台詞を言っただけで、あとはクリストファー・シーバーがたっぷりと芸を披露。製作費25億円。（このくらいの規模になると「制作」よりは「製作」と書くしかない）作曲のJeanine Tesoriさんは「モダン・ミリー」の舞台化に続いて実質2作目の大作、そのプレッシャーはいかばかりか。でも「王道」なミュージカルソングから、映画版のシュレックを思わせるラフなグルーヴまで職人芸はたいしたもの。これが「42nd Street」（タップがいっぱい出てくるミュージカルね）あたりで感じちゃう「よくできてるけど、ファーストフードみたいで、なんか残らないね」というものになっちゃうのかは、時間が経たないとわからない。